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テフロン加工を長持ちさせる秘訣

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デザインや機能が良さそうで新しく買ったフライパン。でも、使ってわずか半年なのに最近、食材がひっつきやすくなったりしていませんか?消耗品だけど、もう少し長持ちして欲しい。たくさんの種類がフライパンの中で、フッ素樹脂(テフロン等)加工の商品の経年劣化を完全に防ぐことは難しいですが、使い方やお手入れのポイントを抑えることで、「スルッ」と気持ち良く食材が滑る感覚を長持ちさせることが可能です。長持ちさせることで、余分な出費を抑えられ少しでも浮いたお金を食材に回すことができれば嬉しいですね。

そこで、フライパンを長持ちさせる方法をまとめました。少しでも皆さんの悩みを解消にお手伝いできると嬉しいです!

 

フライパンを長持ちさせる秘訣
 

 

 Cooking  

絶対に空焚きはダメ

料理前の予熱は、フライパン全体を同じ温度にすることが目的です。その後、食材を焼くことでこびり着きを防ぎ、こんがりと香ばしく料理を仕上げる効果があります。ですが、予熱の仕方によっては、フッ素樹脂(テフロンなど)の劣化を早めてしまう可能性があります。

予熱時のポイント

"フライパン全体を180度にする"

"加熱時間を30秒以内にする"

"長時間の予熱=空焚き"

"弱火でフライパン全体を予熱する"

強火や中火だと、火が当たる中心部から熱しられるので、まんべんなく全体を温めることができません。周りが適温になる頃には、中心部だけが適温を超えてしまうので注意しましょう!

火力は"中火以下"で

強火をよく使いますか?実は、強火が食材やフライパンに悪影響を与えていることがあります。 フッ素樹脂(テフロンなど)のフライパンを使っている方はお気をつけください!フッ素樹脂(テフロンなど)は、約260度位までの熱には耐えますが、さらに高温になると耐えきれず有毒ガスを発生する恐れがあります。健康に悪いガスです。

次に火の強さですが、強火は温度は約200度〜230度程度。フライパンが耐えられるギリギリの温度です。 そして、強火は"湯を沸かす"、"茹でる"時に使うものなので、

炒め物等で強火を使うこと

=「食材の火の通りが不均一になり、フライパンの劣化を早める」

湯を沸かしたり、茹でる場合には水を使うので基本的に鍋の中の温度は100度以上にはなりません。 ですが、フライパンで強火を使って炒め物をすると、温度はずっと上昇し続けフライパンの温度が非常に高くなります。 テフロンが長持ちしない一番の原因が、強火 の可能性がとても高いのです。 IHの場合も必ず ”中火以下”で料理することをオススメします!

 

天ぷら料理等には使わない

少しだけ揚げ物を作ろうとする時も要注意です!油は温度が上がりやすく、火加減によっては500cc程度の油が約5分で揚げ物に適した温度(160~200度)になり、そのままの状態で放置しておくと約9分で白煙が発生し、約11分後に発火点(約380度)に達し火がつきます。強火でもお伝えしましたが、フッ素樹脂(テフロンなど)が耐えられる温度は約260度位です。なので、200度以上にならないよう油の温度に注意です!料理本の中には、「フライパン一本で出来るまとめ本」等に揚げ物のレシピがあると思いますが、フライパンの特徴を知って上で料理することをオススメします。

金属ベラは使わない

これは、硬さが  金属ベラ>フッ素樹脂(テフロンなど) なのでフライパンを傷つけてしまう恐れがあります。もし、傷がつくとそこから剥がれやすくなります。 商品によっては、「金属ベラも使えます」と表記があると思います。最初は使っても良いかもしれませんが、傷つける行為なので表記があっても出来るだけ使用を避け、木やゴム性のベラを使った方が良いですね!

 

 

 After Cooking  

料理をフライパンに放置しない

料理直後のフライパンは非常に熱いですよね。料理後、フライパンに長時間(一昼夜)放置すると食材が熱せられ焦げつく可能性があります。 焦げつく=料理の一部が炭の状態です。 炭になった料理はあまり美味しくないですし、焦げつきを一生懸命落とそうとすると、無駄にフッ素樹脂(テフロンなど)を傷つけてしまいます。なので、料理後はできるだけ早く料理をお皿や容器などに移し替えましょう。

 

 

  Care  

浸け置き洗いはだめ

この事実は僕も知りませんでした。浸け置き洗いは、フッ素樹脂(テフロンなど)の劣化を早めることに繋がるようです。 フライパンは熱せられると膨張(大きく膨らむ)し、水等で冷やされると収縮(小さく縮む)します。 水に浸すことで、収縮しようとします。 フライパンの素材の収縮速度>コーティングの収縮速度 なので、コーティングとフライパンの素材の間に油汚れや水が入り込みやすくなる。その結果、フッ素樹脂(テフロン など)が剥がれやすくなる。ついつい洗う時のことを考えてやってしまいがちですが、気をつけた方が良いですね!

使用後は水 or お湯で洗い流す

ただ、 料理直後の熱々のフライパンを水で洗うのは絶対にダメです! 油は温度が高い方が取りやすくなるので、お湯である程度の油汚れは落ちます。でも、お湯を流しても落ちない場合は、再度フライパンを熱して油を湿らせたキッチンペーパー等で拭いてみましょう。その後、食器用洗剤で汚れをよく落とします。すすいだ後は、水気を拭き取って乾燥させてお手入れは終了です。水滴が残ったままだと、収縮の関係で剥がれやすくなる恐れがありますので、可能な限り拭き取ることをオススメします。

普通の食器用中性洗剤であれば問題ないと思いますが、普段使っている洗剤に 研磨剤が入っていないか確認をしましょう。ここまで気をつけてきた努力が無駄になってしまいます。研磨剤で洗ってしまうと、当然フライパンのコーティングを剥がすことになるので、使用を控え買い替えをオススメします。


フライパンの使い方について意外とポイントが多かったですよね!小さい頃から馴染み深いキッチン用品なので、親の使い方を見て自然と同じ様な使い方をしている方がほとんどかと思います。フライパンの寿命は使用方法で大きく変わります!お気に入りのフライパンを少しでも長く使えることを願っています。

 

また、最近、 "フレーバーストーンのフライパン"の人気が高まっているようです!フライパンの買い替えやキッチン用品の買い揃え等を検討中の方は、参考となる商品だと思います! 是非、流行をチェックしてみてください!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。